2006年04月30日 | 雑記 |
---|
もぎ豆腐店 茂木稔会長②
山下ミツ商店の山下浩希です。
片山雄介さんの御紹介で直ぐに埼玉県本庄市にあるもぎ豆腐店さんを訪ね茂木さんとお会いしました。片山さんが仰ってたとおり茂木さんは親切に何でもオープンに教えて下さる方でした。
実は私はその日まで自分の家以外の豆腐工場を見た事がありませんでした。(当然家族以外の豆腐屋さんとお話しするのも初めてでした)ですからもぎ豆腐店さんの工場を見たときは物凄い衝撃を受けました。「僕等が今やってる豆腐作りって何をしてるんだ?」
当時でも珍しい地釜で呉を炊き豆乳を作っていた私にはカルチャーショックでした。今思うと他所さんを全く知らなかったからあのような豆腐つくりが当たり前と思い込みやれたのだと思います。
茂木さんのお豆腐は「原料大豆は国産、にがりも伊豆大島産、豆腐作りに必要のない消泡剤は使わない」とコンセプトが明確、滑らかな舌触りで大豆本来のコクと甘味が十分引き出されそれでいてさっぱりしていて食べ飽きない味で単純で頭が真っ白状態の私は「これだ!」と心の中で叫んでいました。
豆乳を天然にがりで寄せる技術も初めて見た「ワンツー」と呼ばれる桶の底と同じ大きさの円盤に直径10数センチの穴が均等に8個くらい開いた物で簡単に寄せてるのを見て「なあんだ、簡単やんか」と直ぐに自分も出来ると思いました。
茂木さんは「良い原料で豆腐を作りその味を子供たちに伝えたい」という願いを込めたお話を何も判っていない私のような若輩に熱心にしてくださったのです。
単細胞の私は豆腐作りの方向性が明確になり1回見学しただけで天然にがり豆腐が作れると思い込み舞い上がって白峰に帰ったのでした。・・・が、
つづく
最後までお読み下さいましてありがとうございました。
人気blogランキングへ←クリックを宜しくお願いします。