≪黒豆大豆の寄せ豆腐  | トップページ | 大浜大豆≫

醤油屋であり消費者であり母親だから

CIMG7078.jpg山下ミツ商店の山下浩希です。

今日明日の二日間名古屋の吹上ホールで行われる豆腐フェアに行ってきた。豆腐フェアは東京・名古屋・大阪の順で1年おきに開催される業界最大のイベント。

どちらかというと機械メーカーさんの展示会という感じだが、展示会だけで終わらさず業界の明日を考えようと日本地豆腐倶楽部が始めた「国産大豆サミット」(写真)と「豆腐屋ナイト」を愛知県の組合青年部の皆さんが中心に、我々地豆腐倶楽部が横からサポートという形で開いた。

「国産大豆サミット」は昨年7月に北海道道江別で開いた時に採択した・・・大豆生産者・加工メーカー・流通・消費者が想いを一つに融合し力を合わせ国産大豆を栽培し、国産大豆を加工し、国産大豆製品を販売し、食べよう!という『江別宣言』を基本にパネルディスカッションが開かれた。

大豆100粒運動の山下氏(昨日知ったのだがジャズの山下洋輔のお兄さん)のコーディネートで大豆生産者・国産大豆100%で作っている豆腐メーカー・醤油メーカー・消費者の代表が意見を発表した。

半年前、名古屋の組合会議室で行われたミーティングでパネラーの選考をしている時、醤油味噌業界で輸入大豆を使わず国産大豆100%で作っているメーカーが意外と無いということで選考が難航した。

その時、七尾の鳥居醤油店の鳥居正子さん(写真:左から二人目)を思い出しその場で電話でお願いし今日出でいただいた。

その鳥居さんが良いことを言ってくれた。「なぜ、輸入大豆を使わず国産大豆100%で醤油を作るのですか?」という問いに「私は醤油屋であり消費者でもあり母親でもあります。自分の子供には自分の目の届くところで作られた原料を使いたいのです」

醤油屋としてお取引先からの「もっと安く」という要求や原料や生産コストを考えるとつい安い方へ向かってしまいがちだが、母親・消費者としての心で醤油屋をしている・・・解りやすい。説得力抜群!

この心をいつまでも大切にして欲しい。


最後までお読み下さいましてありがとうございました。

人気blogランキングへ←クリックを宜しくお願いします。


banner2.gif

妻榮子のブログ「お豆腐で料理」

弊社WEB白山とうふ工房山下ミツ商店

コメント (2)

先日鳥居醤油店の鳥居正子さんがお店に立ち寄ってくれました。
お醤油をサンプルでいただいたので色々と試してます。
いい出会いに感謝。

CEORY様
コメントありがとうございます。
縁が繋がってますね。
鳥居さんとの出会いは15年位前、私が「記まじめ!堅とうふ」を作った時、気に入ってくださり、以来七尾に行くとお店に寄っています。
当時の鳥居さんは醤油屋のお嫁さんという感じで「良い原料で作りましょうよ」と煽っても醤油お味噌作りにもう一つ熱いものを感じませんでした。
ところが、今では・・・凄いですね。是非、使ってください。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ページトップ