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商業界ゼミナール その3

山下ミツ商店の山下浩希です。

『食品商業』を見ていてもう一つ自分の人生を変える事になる広告を見つけました。(記事は読めなくても広告はしっかり読んでたのです!)

それは日本映像企画という会社が製作した「てんびんの詩」という映画の広告です。大正時代に近江の国(滋賀県)の商家の家の長男が家業を継ぐために小学校を卒業した翌日から鍋蓋を天秤棒で担いで売り歩くという物語で商いとは何かを教えてくれる映画です。

その時も商業界ゼミナールよりは気になったのですがビデオの価格が3万円でこれじゃとても買えないという事で気になったままにしておりました。

マルエーさんでの仕事も入社したての頃はめちゃくちゃ張り切ってガンガンやってましたが私の悪い病気(飽きっぽい病)が顔をだし面白くない毎日が続いてました。年が明け1月からマルエーさんでは毎週木曜日に大阪の先進食品スーパーの見学に交代で社員を派遣していました。今週は誰々さん等十数名、来週は誰々さん等十数名という具合にスケジュールが決まってました。

2月14日(木)は私の同期入社組を中心にメンバーが選ばれました。が、私はそのリストに入っていませんでした。正直、益々面白くなくなり「いつ会社辞めようかなー」とか「辞めても俺、何が出来るかなー」とか頭を過ぎる様になっていました。

14日が近づくほど「面白くない」という思いが膨らんできます。その「面白くない」という気持ちがピークに近づきかけた12日、休日だった私は金沢市内の他社のスーパーさんの売り場などをうろつき夕方市内の8番らーめんを食べに店に入りました。

その時、店内に2月14日(木)金沢の文教会館で「てんびんの詩」の上映会と映画を製作された竹本幸之祐先生の講演会のポスターが貼ってあったのです。「てんびんの詩ってあのてんびんの詩?」絶対観たい!!

翌日、会社に行き店長に「明日(14日)5時で早退させてください」とお願いしましたが「何で?」と聞かれ「てんびんの詩という映画を観たいので」と言うと「どんな映画?」と聞かれましたが「・・・・」上手く説明できませんでした。「理由にならない」と言われましたが「どうしても観たいので」と引かずに言うと「勝手にしろ」と言われました。店長の言う事が当たり前です。

そして1985年2月14日(木)、投げ遣りになりかけていた私の人生の方向を決めてくれる「てんびんの詩」に出会うのです。
つづく。

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コメント (3)

zuyarohi:

成功して行く人は、過去において必ず「ドラマ」を持っています。この続きに「ドラマ」があることを期待しています。

zuyarohi様
コメントありがとうございます。
そんな「ドラマ」なんて期待されても困ります。

在りのままを書きますから「山下馬鹿だなー・・・」と笑いながら読んでください。

白峰観光協会:

こんにちは、観光協会の織田です。てんびんの詩 まだみていないのですが、もう少し貸して下さい。なにかしようと思ったら不安にもなるし、やっぱり、背中を押してもらう物があると
いいですね。私はまだまだそういう物に出会っていません。
まだまだ親のスネをかじっています。ブログを読んで 観よう
と思います。

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